年の瀬はRIPなお話

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    ☆2019年 12月☆
    大晦日の、今日のこの日のこの時点、
    今年は欠礼ハガキを受け取らずに済んでいる。
    良きかな。
    数年前まで欠礼の連絡といえば
    80代90代の高齢の祖父母・両親だったのが
    昨年末、
    年上ではあるがそれほどの年齢でもない知人
    当の本人の訃報を欠礼ハガキで知った時は驚いた。

    体調が芳しくないのは知っていたが
    ちょっとばかり早くはないか?

     

    10月に、一年遅れの再上映で
    「ボヘミアンラプソディー」を観た。
    映画の内容はベタそのものだったが、
    映画館で聴く音楽が臨場感たっぷりで

    充分に魅せていただいた。
    エンドロールで若かりし頃のメンバーたちの
    ライブ映像が流れた時は、不覚にも落涙して

    しまった。
    感動のツボが多いので、自宅では年がら年中
    涙しているが、公の場で泣くなんて
    みっともないったらありゃしない。
    館内が暗いうちに、周囲のお客様方が
    立ち去ってくれることを切に願う。
    思えばもう
    自分はフレディの歳を超えている。
    その後、マイケルジャクソンが還らぬ人となり
    デビットボウイが宇宙(そら)へ旅立ち
    プリンスも逝ってしまった…
    あぁっ、いかん!
    涙が止まらなくなってきたぞ。
    鼻をかむふりをしてテッシュで涙をぬぐう。
    みんな、なんだってそんなに急いで
    ヴァルハラを目指す。
    ジョージマイケルなんてさっ、
    なんだってよりによってクリスマスに
    死ぬかな〜
    おかげで「ラストクリスマス」をハッピーな
    気分で聴けなくなったじゃないか。
    今年はマライアの
    「恋人たちのクリスマス」を聴くとしよう、うん。

     

    大掃除を終えての〆に
    パートナーが収まる写真に新しい花を供える時
    自分は是非とも長生きして日々を謳歌するぞと

    心するのは、毎年恒例の年末の誓いだ。
    ことのついでに先立った誰かれにも思いを馳せる。
    30半ばに病で虹を渡っていったIちゃん
    41になったばかりの寒い冬の朝、
    倒れてそのまま戻らなかった友。
    みんな、どんなにかもっと生きたかっただろうに
    残念だったな…
    後のことはこのギンコに任せてくれ、
    君らの分まで幸福に過ごしてみせようとも。
    昨今、人生は100年時代なんだよ、と
    彼ら彼女らに語りかける。
    ずいぶんと遠い遠い話だよね。
    ヨボヨボと老いさらばえた自分の姿を
    想像してみる…
    ステキな施設でイケメンのワカモノに
    お世話される…
    「ギンコさん、お散歩に行きましょうか」
    イケメンが手を取ってくれる
    …悪くない
    たまにはヨロけてみたりしよう。
    壮年のドクターがお越しになる
    「ギンコさん、お加減はいかがです?
    ん、心臓の具合が何やら変ですって?
    どれどれ、ちょっとお胸を拝見」
    胸?何をハンパな!

    全裸にだってなってみせよう!
    誰も止める者とてない脳内でのこと、
    どこまでも妄想が膨らむ。
    優しい人たちに囲まれ、いたわられ
    至れり尽くせり…
    ふぅ〜ん、何だか退屈しそうだな。
    そうだ、ときどき胸や喉をかきむしり
    「ううあぁあーっ!」
    うめき声なんかあげてみるとしよう。
    「あぁっ、ギンコさんっ!大丈夫ですかっ!
    ドクター、ドクターーー!」
    若い介護者たちがオロオロと慌てふためき
    狼狽する。
    なんせこちとら齢(よわい)100の年寄りだ。
    そこで一言!
    「まだまだ、死にゃあしないよ〜」

    …そんな100歳に、私はなりたい…

     

    「君って(あんたって)ホントーに長生きするよ」と
    天国から声が聞こえてきそうだ……RIP

     

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    催されてました。

    缶ペンケースにペン詰め放題!

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    水彩絵の具のつかみ取りなんてのがあったいいですね。

    クサカベやホルベインに混じってチラホラとシュミンケが

    混じってたりしたら、燃えます!

     

     

     


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    絵画を観るのも描くのも好きな神戸在住の女性です。 水彩画を中心に、いつか描きたい旅先のステキな写真や 映画・観劇・アニメ等好きなもの全般に絵をからめたトーク といったほぼ「絵」が中心のブログです。

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